目標を達成するためには、いかに計画した行動を続けられるか、ここが大事なポイントだと思います。
「継続は力なり」と言われるように、続けることの大切さは、頭ではわかっているが、なかなか続けることは難しいのが現実だと思います。
それでは、どのように行動を続けて、プラスの習慣づくりを行うか、期日行動を期日どおり行うか、今日は「続けること」に焦点を当てて、話を進めます。
まず、「続かないこと」を根気や根性、やる気の問題として、自分自身を責めないことです。
「続けること」は根気や根性とは、まったく関係ありません。
続けやすいように目的・目標設定と計画づくりの中で継続できる要素を組み込んでおくことです。
ひとつ目は、継続できない、習慣化できないのは、目標そのものが、自身腹落ちできていないのです。
自分自身本当に「価値ある目標」になっているかどうか、考えてみましょう。
それは、夢やビジョン、自身の理念に合っているのか。人生の目的にそっているのか、自身にとって「価値あるもの」として腹落ちするものに目標が設定されているかどうかです。
2つ目は「期日を決めること」期日を設けないと、物事は進まない。明日でいいか、来週でいいか、と思ってしまうものです。
3つ目は「成果が目に見える形」にしておくことです。また、ちょうどいいタイミングで達成感が得られるような区切り方をすることです。
期日行動で、期日ごとに達成目標(スモールステップ)を設け、達成感が得られるようにします。
いずれにしても、人は達成感があってこそ、次に進もうとするのです。
4つ目、「人のため」を考える。目的・目標設定の4観点で考えたように、「私」だけでなく、「他者・社会」のためのことを考えれば、またそれが目標設定に入っておれば、自分だけのために行動するよりも、継続する力が湧いてきます。
最後に5つ目、達成するための行動は「日常生活に組み込む」こと。そのために時間と場所を決めておくことです。
それは長目で、ルーティン行動と期日行動の中で明確にしておきましょう。
まとめますと、
- 自分のとって「価値ある目標」であること。腹落ちしていること。
- 「期日」を決めること。
- 「成果が目に見える形」になっていること。
- 「人のため」を考えること。
- 「日常生活に組み込む」こと。
これからはすべて、目的・目標設定と行動計画づくりの中で、つくりあげていくものです。
これらが出来れば、次は実践の中でのコツになります。
それでは、実践における「継続のコツ」の1つ目は、長目で決めた「支援者(メンター)」とその支援内容を確実に実行しましょう。
続けるのに難しい状況になったり、気持ちが落ち込んだり、前向きになれなかったり、と目標達成までにいろいろと問題が発生したりします。
そのときに、心の栄養である「ストローク」を自ら積極的にもらいにいきましょう。
それと普段から周りの人に「ストローク」を自ら与えることも大切です。
もらうばかりではなく、こちらからも与えることを心がけておけば、周りの人からも協力や「ストローク」をいただけます。
それで、元気をもらい、続けることが出来ます。
2つ目はは仲間をつくること。
一緒に頑張れる、またアドバイスや励ましをしてくれる仲間です。
例えば、朝会で勉強会をやっている人々も、ひとりではなかなか続かないことも、勉強会の仲間がいるから、続けられるのです。
3つ目は「見られる」ということです。
家族や上司、同僚、先生から「見られている」状況を作るのです。
そのめたに目的・目標が決まれば、周りの人々に「宣言する」ことで、「見られている」状況がつくれます。
「見られている」と、途中で止めにくいことになります。それが継続の力になるのです。
4つ目は「できない場合の代替案」を決めておくこと。
決めた行動が続かなくなるきっかけのひとつに、風邪をひいて寝込んでしまったとか、急用ができたとか、何か不可抗力が働いて今日はできなかったということのようです。
理由は仕方ないことであっても、やらない日があると、それを契機に自然消滅に向かってしまうことも
あります。
それを放置しておくと、続けられない言い訳、できない理由が重なって、目標達成全体にも影響します。
そのようなときは「できない場合の代替案」を考えておきます。
これも長目の自己分析でやりました心・技・体・生活のところで、予想される問題に対する解決策の中で「できなかったときの代替案」を準備し、そうなったときに代替案を実行しましょう。
まさに「予測と準備」です。
以上、「継続のコツ」を説明しました。
計画段階からコツを意識してやれば、継続できます。
プラスの習慣づくりや期日目標の達成もできます。
そうすれば、一歩一歩目標に近づきます。
また実践から気づきや学びがあり、それがまた継続する力になっていくのです。
肩の力を抜いて、前向きで、イキイキ元気で、目標達成に向けて取り組みましょう。
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