今回は目標設定や行動計画づくりを通して、使ってはいけないNGワードの話をします。
実は「行動計画の立て方」によって、実践度や継続度、そして目標達成度が違うことがわかってきました。
その結果、目標達成を阻んでいるのは、行動計画に「NGワード」を使ってしまっていることでした。
その中で代表的な4種類のNGワードを紹介します。
- 頭の中だけで考えることを行動計画にしているもの
「~を心がける」
「~を意識する」
「~を考える」
「~を検討する」
- 何をするのか、曖昧で具体性に欠けるもの
「~を徹底する」
「~を管理する」
「~を向上する」
「~を育てる」
「~を発展させる」
- 人や状況によって解釈が変わるもの
「~を努力する」
「~に励む」
「~を踏ん張る」
「~を理解する」
- 副詞や「○○的に」は抽象的で実行しにくいもの
「しっかりやる」
「きちんとする」
「徹底的に行う」
「積極的に行う」
例えば、「スタッフ全員が問題意識を持つように努力する」という行動計画を立てたとしましょう。
これはNGワードが含まれています。
これを「朝礼でスタッフ全員にお客さまの声を伝え、問題点を共有する」に変更するとか。
また、次のような行動計画もあります。
「コミュケーションを活性化する」
「チームワークを発揮する」
いかにもそれらしいですが、具体的に何をするのか、よくわかりません。
どうですか。思い当たるところがあると思います。
ついつい使ってしまう言葉ですが、なかなか行動に移せないものです。
立派な目標を立てたつもりが、具体的に何をすればよいのか、よく分からない。
周りの人が見てもお題目だけで、行動が見えてこないものになっているケースが多いのです。
これらNGワードを使っていないか、見直してみるのも、いいのではないかと思います。
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